小さな握りこぶし22
周りに悪態つきながら どう切り出そうか 考えていた時だった ふと我に返る瞬間 ひょっとしてコレって わたしの方が悪いのかも 彼がいつもニコニコ 笑って 「良いよ」 って言ってくれることが 当たり前だと 思い込んでた 思い上がってたのかも知れない 彼は全てを受け入れる体制でいる わたしは 少しずつ自... 続きをみる
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周りに悪態つきながら どう切り出そうか 考えていた時だった ふと我に返る瞬間 ひょっとしてコレって わたしの方が悪いのかも 彼がいつもニコニコ 笑って 「良いよ」 って言ってくれることが 当たり前だと 思い込んでた 思い上がってたのかも知れない 彼は全てを受け入れる体制でいる わたしは 少しずつ自... 続きをみる
「○✕の時計が欲しいな♪」 これを聞いた時 内心 え、なんで? と思った 実は○✕時計というのは 以前、大手のブランドと デザインが酷似しているという事で 先方から訴訟を起こされ 問題になったメーカーである 「○✕時計、好きなの?」 わたしはあまり世間体は 気にしない方だが 流石に好きな人が 詐欺... 続きをみる
さいきん ちょっとイライラする事がある 事の発端は 誕生日プレゼントだった わたしと彼の誕生日は 引越しする同じ月 12日差である 彼が突然 「誕生日プレゼント何が欲しい?」 と電話してきた あまり電話する頻度が高くない ふたり 電話がかかってきて 画面を見たら 彼だった いつもなら 「今から電話... 続きをみる
テレビはこたつのすぐ近くにあるのに その音はとても遠くに聞こえる 「ちょっとわがまま 言ってみてもいい?」 真剣な話だけど ちょっと言いやすくしてみる 「うん、なに?」 これで後には引けなくなった いけ、わたし 「えっとね わがまま言っちゃダメだけど 家に一人ぼっちは寂しいので お家に置いてもらえ... 続きをみる
「あのね」 何から言えばいいんだろう 引っ越すこと? 同棲したいこと? まとまらないまま話し出す 「実はいま、 こっちに引っ越す事考えてるの」 引越しの話から切り出す 「うん」 彼は少し驚いた様子で こちらを見た 「なんでかって言うとね わたしの仕事ちょうど3月末が 区切りがいいの」 わたしは講師... 続きをみる
彼のアパートで過ごす 最後の夜 温泉に浸かったあと スーパーによって 晩ご飯 主にお酒とつまみを買って こたつに入っている 彼はテレビを見るのが好きらしく なにかの番組が煌々と流れていた 「うん」 彼は2本目のビールを開け 目がとろとろしていた 本当に大丈夫かな? 半信半疑で切り出す 小さな握りこ... 続きをみる
「もちろんOKっすよー ウォーキングとかしたかったんだけど 1人じゃ寂しくてねー(笑)」 彼もまた 私とおんなじ性分だったらしい 「良かった わたしも! やっぱり1人は寂しいよねー あなたが居てよかった」 これなら長年続かなかった ダイエットが実りそう ついでに彼を豚さんに 逆戻りさせずに済みそう... 続きをみる
「ねえ、俺の部屋に泊まるの 大丈夫だった?」 ただいま、年が明けて 神社に初詣した後の 彼のアパート 少しふたりでお酒を飲みながら おしゃべりする 「うん ホテル代浮いたし 実家はお兄さん、いらっしゃるでしょ? 泊めてもらえて良かったよ」 倹約家のわたしは 特に自分のために お金を使うことが あま... 続きをみる
彼のお母さんに迎えに来てもらい アパートに着いたのは 夜の11時をまわった頃だった 久しぶりにアルコールが入ったわたしは 眠りに落ちる寸前であった 「お母さん 夜遅くにお手数お掛けしました ありがとうございました」 「いいえ 楽しんだのなら良かったわ」 お母さんには頭が上がらない 「じゃあ、明日の... 続きをみる
「冷たくない?」 彼が心配そうに声を掛ける 「ううん、気持ち良い」 なんだか涙が出てきた 自然ってすごいな この大自然の中で 雪の冷たさすら心地よく感じる 生命の営みに包まれているよう 「そっか」 「うん」 もはや言葉はいらなかった どのくらいの時間が 流れたんだろう 彼は何も言わず ただ傍に居て... 続きをみる
〜回想〜 年末の仕事収めをして 身支度をしている 明日から4泊5日 彼の家にお泊まりです 本当はホテル借りるか 迷ったんだけど お金が無い経済事情 知った仲だし 彼の実家は お兄さんが同居中のため 彼のアパートに置いて頂くことになりました ワクワクとドキドキ 次の日 最寄り駅まで 彼が迎えに来てく... 続きをみる
「〇〇君てS?」 お昼休憩にふと聞いてみた 6つ歳上の彼に 君付けのわたし でも 幼い彼は 歳上感がなくて さん、よりは君 の方がしっくりくる しばらくして 「突然なに?(笑)」 まぁ、そうですよね なんの話題を振ったわけでもなく いきなりSですかって 答えに困るわな なんか聞いてはいけない事を ... 続きをみる
(…説明してなかった俺の責任です ごめん) ううん、違うよ これは 私の責任 『ううん、違うの ケジメとして、わたしが 言わなきゃいけなかったの 今日、ご両親に電話して直接 "来月からお世話になります 不束者ですが、よろしくお願いします" って伝えたから もうだい... 続きをみる
夜が明けて 朝日が射している 「おはよう」 いつもより ちょっぴり爽やかな朝 「おはよう」 彼も今日は 返事が幾分はやかった 朝ごはんを食べて 洗濯物を干すと もうすぐ8時になるところ 仕事終わりが遅い私は 出勤前に 電話を入れる事にした いきなり実家は どうかと思ったので 彼のお母さんの携帯にダ... 続きをみる
プルルル プルルル なんか電話口で待たされると 緊張してくる プルルル プルルル 2コールで出ないのは いつもの事 たぶん寝てるか 出るのに戸惑ってるか いやいや 私も緊張してるからね? …ガチャ 「もしもし」 「あ、もしもーし」 女子を電話口で焦らすとは さてはSか 「うん、どうし... 続きをみる
迷わずリダイヤルする プルルル プルルル …あれ、出ない プルルル プルルル …もしかして寝ちゃったのかな それとも 誤解されたまま 嫌われちゃったのかな …お願い … 電話に出てくださいっ! …ガチャ 「もしもし」 わー神さま... 続きをみる
さーてと すべき事をやり切った わたしは 居間に降りていき 冷蔵庫から冷えた牛乳を グラスに注いだ 「彼、なんだって?」 台所の片付けをしていた 母がおもむろに聞いてきた 「え?うん 三連休空いてるか聞かれたけど 仕事繁忙期だし断った」 母は目を丸くした 「そう」 なんか変な感じだったけど あまり... 続きをみる
…というわけで 彼に秘密にしている事 今夜打ち明けるぞ! 仕事が終わって 彼に電話をかけようと 画面に名前を表示する うわーなんて言おう 取り敢えず 昨日のこと言ってくれて ありがとう言って それから 私も打ち明けることがある って言って それからそれから わーーー もう変な事言いそ... 続きをみる
「ポテトのLひとつと コーヒーMひとつ あと紅茶Sホットストレートで」 店内は私たち以外に 家族連れが1組 プレートを受け取り 席に着いた まだ冬真っ只中で ガラスが曇っていた 彼女は前の彼と別れてから 死んだようにやつれていた 詳細は聞けなかったが どうやら長い間暴力を 受けていたらしかった そ... 続きをみる
「おはよう」 毎朝日課のあいさつ わたしの方が早い ふたりの距離を なるべく感じないように 彼に告白された日から わたしが送り始めた めんどくさいって 思う人もいるかもしれない でも、やってみないと 分からない 何よりわたしは 彼を近くに感じていたかった 「おはよう」 いつもなら10分ほどで そう... 続きをみる
会場のセッティング待ち 控え室はもちろん男女別 各々のフリータイムを終えた ライバル達が反省会をしている (どうしよう…緊張するねぇ) (私たぶんダメだと思う…) (もっと話しておけば良かったなぁ) (大丈夫だよ、自信もって!) それぞれの想いを胸に秘め つかの間の休息... 続きをみる
「そっか…(笑)」 なんだか拍子抜けして 思わずタメ語になってしまった 私のさっきの決意を かえせーー(笑) と叫びたくなった でも ちょっと抜けているところが また可愛くもある そして どんな理由であれ 私を選んでくれたのが とても嬉しい もうひとつ分かったのは 彼は絶対に嘘がつけ... 続きをみる
ふたりの出会いは お見合いだった 彼はもともと 参加しないつもりだったらしい 一方私はと言うと お見合いは今までに… 2〜3回くらいかな 昔のトラウマで 男性には どうも積極的になれない とは言っても 生涯一人は嫌だった 意を決して参加した 街中の婚活パーティ カップリングしたのは ... 続きをみる