恋愛&小説のブログ

閲覧して頂きありがとうございます!励みになります(ㅅ˘˘)♡*.+゜

小さな握りこぶし21

「○✕の時計が欲しいな♪」


これを聞いた時


内心


え、なんで?


と思った


実は○✕時計というのは


以前、大手のブランドと


デザインが酷似しているという事で


先方から訴訟を起こされ


問題になったメーカーである


「○✕時計、好きなの?」


わたしはあまり世間体は


気にしない方だが


流石に好きな人が


詐欺まがいの商品を


身に付けるというのは


あまり好ましく思えないのだった


「うん、好き♪」


なんかね、子供です


まぁ、好きなら


良いんだけどさ


そこから苦難が始まった


色々なショッピングモールを周り


時計屋巡りをした


3店舗行って


収穫なし


収穫がないだけなら


まだしも


店員さんに


「○✕時計って


取り扱ってますか?」


と聞くと


「いや、無いです(怒)」


3店舗とも鬼の形相で返された


え、めっちゃ怒るじゃん


なして?


仕方なくネットで調べてみると


どうやら○✕時計は


勝訴して以来


製造販売を中止しているらしかった


つまり


店頭販売は皆無と言っても過言では無い


イラっ


個人的にどーでも良い買い物


以外は


手に取って選びたいタイプのわたし


彼のプレゼントは


大事な贈り物だから


ネットでなんて買いたくない


しかも


製造販売中止してるせいで


プレミアがついて


本来の価格の2〜3倍の値が付いていた


イライラ


まぁ、お互いに知らない所は


まだ沢山あるから


今回は大目に見るとして


ネットでしか手に入らないという


事を知っていて


わたしにこの要求を


したのだとしたら


もはや"自分で買ってよ!"


と言いたい


わたしに選ぶ権利無いとか


有り得ない


この件は


料理に始まり


彼とわたしの


相容れない溝を


浮き彫りにした


たぶん彼はまだ


気づいていない


気付いていてやってるんだとしたら


相当なSタイプ


だけど


わたしが好きなSではない


ちょっとキツすぎる


私はわがままだろうか?


もっと彼のことを考えて


自分を犠牲にすべきだろうか


私としては


もう少しハードルを


下げてもらえれば


それなりに頑張れると


思う


今のままだと


彼の


「面倒なお願いで、ごめんね」


の言葉に


「いいよー、いつも


わがまま聞いてくれるから」


と言いながら


イライラを募らせることになりそう


わたしも少し


わがままを控えなきゃ


話もできないな


ちょっと反省しつつ


彼に切り出す機会を


伺うのであった


小さな握りこぶし

×

非ログインユーザーとして返信する