恋愛&小説のブログ

閲覧して頂きありがとうございます!励みになります(ㅅ˘˘)♡*.+゜

小さな握りこぶし16

「もちろんOKっすよー


ウォーキングとかしたかったんだけど


1人じゃ寂しくてねー(笑)」


彼もまた


私とおんなじ性分だったらしい


「良かった


わたしも!


やっぱり1人は寂しいよねー


あなたが居てよかった」


これなら長年続かなかった


ダイエットが実りそう


ついでに彼を豚さんに


逆戻りさせずに済みそう


やっぱり健康が一番だし


好いているとは言え


どんどん締まりが無くなっていく姿は


見ていて悲しくなるもの(笑)


「ありがとう


俺も君がいてくれて良かった」


なんか最近


贅沢なんだろうか


"〜も"という便乗する言い方


あまり好きではない


相手に便乗して


"付け足しているだけ"に


感じてしまう


もちろん、本人に


その気持ちは無いのかもしれない


でも


やっぱり便乗した方が


楽だと思う


例えば、相手に告白する時は


何日間も必死に悩んで


人に相談して


意を決して告白する


その場の返事で


便乗して"わたしも好きだ"


というのは


"ごめんなさい"を言うより


ハードルが低い


告白された方にとって


"好きだ"と好意を伝えるのは


相手が自分のことを好いている


という安心感がある分


言いやすい


逆に"ごめんなさい"は


相手の決意を


へし折る勇気がいる


そして、告白した方は


相手の気持ちが分からないまま


返事を待つ不安感がある


"好きだ"と言う勇気の度合いが


告白する方とされる方では


違うと思うのだ


ただ言うだけの"好き"は


何も言われないより


悲しく感じる時がある


そんなふうに感じる私は


やはり贅沢なんだろうか


贅沢なのかもしれないな


好きな相手がいるだけで


満足しないと


バチが当たる


引っ越しが1ヶ月後に迫り


色々な不安が


悪い方向へ流れているのかもしれない


というのは


先日、友達の家庭内事情を


聞いたことも一因である


結婚して3年目


2歳と新生児の息子が2人


外から見る夫婦仲は


決して悪くない


でもその内実は


我慢我慢の連続だった


"家族"になった途端


ふたりの関係は一変したという


特に子供が生まれてからは


相手から頻繁に酷い言葉も


掛けられるようになったそうで


"家族"を壊さないために


片方が全て飲み込んで


我慢我慢の日々


彼ともそんな悲しい関係に


なっちゃうのかな


嫌だな…


人生の先輩たちに


現実の話を聞くと


どんどん不安になっていく


見た目が良いだけの夫婦なんて嫌だ


そうならない為に


どうしたらいいのか


一人でいろいろと考えても


答えどころか


想像もつかない不安だけが


膨らんでいくのであった


これはちゃんと


彼と2人で考えていく問題


独りよがりの意見では


ふたりの良好な関係を


築くことは出来ないのだ


真剣な話を面と向かってするのは


なんだか恥ずかしい


同棲の話も


私から切り出した


お酒が入った彼に


「ねえ


今、真剣な話をする余裕ある?」


小さな握りこぶし

×

非ログインユーザーとして返信する