恋愛&小説のブログ

閲覧して頂きありがとうございます!励みになります(ㅅ˘˘)♡*.+゜

小さな握りこぶし2

「今朝、ダイアモンドダスト見れたよ!


真ん中でキラキラしてるの


見えるかな?」


朝、おはようの挨拶を交わしたあと


写メと一緒に送られてきた


彼は雪国に住んでいる


朝から可愛い女子高生と話しているような


妙な気分になった


無垢な顔で目を輝かせながら


手のひらより小さな携帯で


写メを撮る彼を


携帯越しに見たような


これが私の歳上の彼


我に返って


もう一度写メを見る


中央に朝日に照らされた


無数の結晶が輝いていた


今度はカメラ越しじゃなくて


自分の目でみたいと思った


とても綺麗だった


自然は私たちには


逆立ちしても出来ない奇跡を


いろんな形で見せてくれる


豪華なレストランよりも


家でまったり味噌汁とご飯


ディズニーランドよりも


お弁当作って公園ピクニック


素朴って良いなぁと思う私


そんな素朴を一緒に楽しめる彼


見た目には


こんなに女子力高いとは


想像出来ないけれど


そんな彼の一面も


違和感なく好きになりたいな


ある時、そんな彼に


話の拍子に


「今、エッチい事考えてるんだけど


エッチい事考えたりしますか?」


って聞いてみた事がある


朝起きて返信を見てみると


1時間経ってから送ってきたらしい


「うん、考えるし


嫌いじゃないよ」


ちょっと安心した


「ただ、返事返すのに


時間かかっちゃうけど(笑)」


やっぱり彼はすっごく純粋


頑張って切り出した私の方が


リードしているみたいだけど


同じ初カレ初カノの目線で


丁度いいのかもしれない


一歩踏み出す勇気


お互いの気持ちがわかるから


その一歩が踏み出せる


頑張って投げたボール


正面から受け止めた手


今日も小さな握りこぶし

×

非ログインユーザーとして返信する