恋愛&小説のブログ

閲覧して頂きありがとうございます!励みになります(ㅅ˘˘)♡*.+゜

小さな握りこぶし31

その寂しさを自覚して


受け入れた時


わたしは声優の道を諦めた


「辞めてからは


塾講師と居酒屋だけ続けてたの」


目標を失ったわたしは


1番責任が重い


インストラクターを辞め


自然と塾講師の仕事に重きを置いていた


居酒屋は生活費のためであった


こどもはどこまで行っても


純粋で


一緒の時間を過ごすと


心が洗われるようだった


不思議だったが


嫌ではなかった


子を見れば親がわかる


他人は自分を写す鏡


先人の教訓を実感できた


わたしは講師と生徒という


枠を取り払って


ただ純粋に自分の知識を


後世に伝えていきたいと


考えるようになっていた


愚痴をひたすら聞くだけの時間や


勉強から離れる時間が


必要な時もある


なぞなぞをしたり


絵しりとりをしたり


合間に気分転換を


取り入れたりもした


小さな握りこぶし

×

非ログインユーザーとして返信する