小さな握りこぶし48
閉園間近で象も
屋内の檻でゆうご飯の木の枝を
食べていた
器用に前脚と鼻を使って
大きな枝を細かく裂いていく
私たちには容易いことだが
自分の身体を使って
ここまでの芸当ができる象に
心から感動した
1度で裂くのは容易いことではない
檻の中の象は
何度も何度も
同じ枝を裂こうと
挑戦し続ける
やっと裂けた時の悦びを
彼は感じているのだろうか
わたしはその姿に
ただただ見とれるばかりであった
小さな握りこぶし
閉園間近で象も
屋内の檻でゆうご飯の木の枝を
食べていた
器用に前脚と鼻を使って
大きな枝を細かく裂いていく
私たちには容易いことだが
自分の身体を使って
ここまでの芸当ができる象に
心から感動した
1度で裂くのは容易いことではない
檻の中の象は
何度も何度も
同じ枝を裂こうと
挑戦し続ける
やっと裂けた時の悦びを
彼は感じているのだろうか
わたしはその姿に
ただただ見とれるばかりであった
小さな握りこぶし